Part 2 「めざせステージダンサー! −創作ダンスの学習−」

役立つ学習コラム

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大阪体育大学体育学部
教授 伊藤美智子

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踊る・創る・観る
創作ダンスの授業
2,800円
創作ダンス NO.2
みっちゃん先生のダンス学習コラム Part 2
「めざせステージダンサー! −創作ダンスの学習−」
前回は、会話をするということも「からだ」の表現が大きなウエイトを占めているお話をしました。
今回は、その「からだ」でどんな風に表現しているのかについてのお話をします。
人は、毎日の生活の中でいろいろなことを行っています。それを大きく分けてみると、何か 目的があって 行うものと目的がなくても 行うものに分けることができます。

まず、何か目的があって 行うものについて考えてみましょう。これは、自分のこころに「やりたい」ことや「しなければいけない」ことがあって、その実現にむけて実際の行動にします。その「やりたい」ことの思いの大きさによって、行動は左右されます。例えば、目の前にグラスに入ったお水があるとしましょう。もしあなたがとてものどが渇いていたら、すごい勢いでグラスを取り上げ、お水をいっきに飲み干すでしょう。でもそんなにのどが渇いていなかったら、ゆっくりグラスを持ち上げたり、グラスの形をながめたり、別のことを考えたりして、あまりお水を口に持っていかないでしょう。その行動には、つまり「こころ」の違いが運動の違いとなって現れているのです。

次に、 目的がなくても 行うものについて考えてみましょう。人は、いつも何かをするためだけで行動しているわけではありません。例えば、とても嬉しい時、自然にスキップをしてしまったりしますね。これは、何か目的があって行動したのではありません。自然にこころがからだを動かしたのです。ちなみに、いつもしかめっ面をしている人にスキップをさせたら、微笑んだという笑い話のような実験もあります。 こころとからだは、つながっているのですね。  

このように人間は、目的やこころの状態からさまざまな行動や運動をしているのです。そして、それは常に表現をしていると言えます。そしてそれを見ている人は、その人がどんなことを表しているのかを読み取っているのです。ダンスの表現もそれと全く同じです。ダンスの運動は、日常の表現をオーバーにやってみたりして、その表現にふさわしいこころの動きに合った運動をプラスしたりしています。

では、どんな風したら良いのでしょうか?例えば、バスケットボールの運動を思い出してみましょう。バスケットボールもダンスにすることができます。(商品紹介のページにサンプルビデオがありますのでご参照下さい)

バスケットボールでは、シュート・ドリブル・ディフェンスなどの運動があります。それをそのままやってみるだけでは、「ジェスチャー」になってしまいます。ドリブルを行いながら、その時の気持ちを表す動きをプラスしてみましょう。ワクワクしながらドリブルするとしたら、リズミカルに足の動きを入れてみたり、大きく脚を開いてからだをひねってみたりすると、何だか弾むような気持ちになるでしょう。そして、「ドリブル」の要素と他の運動がミックスされて、ワクワクが表現されたカッコイイダンスになります。タン・タン・タン・タンという単調なリズムだけでなく、タ・ターン、タ・タ・タ・タなど、少しリズムの変化を入れると実際の試合場面を連想するような臨場感のある動きになるでしょう。 私が担当した授業生によって創られた「The Game -目指せ全国制覇-」は、バスケットボールを題材にした優れた作品です。是非参考にして下さい。

次回は、「自分のからだ大発見!湧いて出てくる動きづくり」についてお話します。

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